私は、慶次君の隣に座る。



「そんなこと・・・ないよ。」


その言葉に、慶次君はぴくりと反応した。



それが仔犬みたいで…



かわいくって…!!


「ホント…?本当に、そう思ってる?」


「う…ん、本当だよ」



「うそ…じゃねぇよな?」


「私、嘘つかないもん」

はぁ、とため息をついた慶次君は、安心したようにベンチに深々と座りなおした。