翌日俺は取り調べを始めた。
でも俺には確信があった。
あの時の少年・・・
名は“ケイト”
住所も手に入れた。
M「此処か・・・」
1つの大きな家に着いた。
コンコンコンッ
ここの家には呼び鈴が無い。
M「誰か居ませんか?」
クスクスクスッ
微かに聞える笑い声。
M「おい?居るのか“ケイト”」
また扉を叩き名前を呼ぶ。
すると笑い声が止まった。
すると声が聞えた。
K「ジェシファニー…“ケイト”って誰?」
誰かと話している様だ。
M「おい?ここを開けてくれ」
K「バイバイ…」
奴はそう言った。
すると扉から気配が消えた。
M「―――――ッ」
俺は成す術無く去っていった。
それから毎日俺は奴の元へ行った。
行くと聞える悲しいオルゴールの音。
行くと聞えるケイトと誰かの話し声。
ジェシファニーと言うのはおそらくあの人形だろう。
ケイトの会話の相手はジェシファニー。
訳が分からなかった。
きっと彼は精神病なのだろう・・・