EVERRASING LOVE




春、出会いと別れの季節



私、秋月遥は
実際よりも幼い顔つきと低身長、栗毛色のショートヘアーがトレードマークの至って普通の中学二年生だ


今日は新学期初の登校、新しいクラスが発表されるのだ


ある期待と不安を抱えながら
クラスの名簿を見てみた...


「えりぃ…」
遥は肩を落とし半泣きしながらつぶやいた

「あーあ...クラス離れちゃったねぇ...
でも離れてもえりはいつもはるに会いに行くからね!」


彼女は遥が中学に入ってからできた初めての親友
遥はえりが大好きで信頼していたのでクラスが離れたのはすごくショックだった




それから新しい教室に行くのにとても足が重かった

(えりがいないんじゃやだよ...しかも一組と四組で端と端じゃん...)

ガラ



一回深いため息をして教室に入った



話したことない人ばかりだし、暗そうな人ばかりなこのクラス…
見るのも嫌だった

(最悪このクラスで二年も過ごすなんて死ぬから…)