「うん…バケツ、ありがと」 「あー…」 覚えていないのか曖昧な返事をする。 そしてまた沈黙が続いた。 心臓がドキドキしているのが分かる。 准くんは、どうなんだろう…… 顔を見るかぎりじゃいつもと全然変わらない。 少し歩くとコンビニが見えてきた。 「ね、ねぇ…お酒買っても大丈夫かな」 未成年の私達に売ってくれるだろうか。 「あ、知り合いいるから大丈夫」 「そ、そうなんだ」 顔まで広いんだなぁ… .