回る世界

分かっていた。

気づいていた。


だけど、それでも、

佳澄と過ごす時間が愛しくて、俺は止めることが出来なかったんだ。



でも、それも今日で終わりにしよう。

今、はっきり分かっちまった。

いつまで経っても君は俺を見てくれない。

それでもいいと思っていたけど、でも、やっぱり、無理みたいだ。

叶わない想いなら、今ここで決別を。




「彼女が出来たんだ。だからもう、ここには来ないで欲しい」





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