もしも僕に。



外靴に履き替え、きちんと草が整えられている芝生に足を踏み入れる。


「うぅ…寒い…」

「まだ春なんねぇもんな」

「誰だよ中庭とか言ったヤツ。季節考えろ季節」

「死ね」

「冗談冗談!確かに寒いけどお日様とか気持ち良いし!」

「……最初からそう言えよ」

私は芝生に座り、あんパンを頬張った。

「ひゃっぱ、あんひゃんはしゃいこうだよね♪」

「食べながら喋んな」

「にゃによー!」

「だから喋んな!」

「……」

「良くできました♪」

もう、バカにして…。



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