もしも僕に。




ガチャ。
リビングのドアを開ける。

さっきまで私が座っていたソファーにドカッと腰をおろした南桜が目に入る。

「髪、濡れてる」

「…だって、ドライヤー…」

「乾かしてやろうか」

うん!して!
なんて言えないし…。

「みゆ?」

「…大丈夫。このままで」

「風邪引くよ?」

「私、丈夫だから」

「そ」


ふと時計を見ると11時56分。




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