俺・・・死んじゃった!?

「私だって小谷君に出会えて良かった。
私を好きと言ってくれて『ありがとう!!』」



前方に光が見える。

その光が、俺を引き吊り込もうとしている。


必死に俺は耐えた。

まだ未練がある。


まだここにいたい。

だけど、その願いは叶うことはなかった。


俺の体は重力を失い吸い込まれていった。



俺の最後の思い出は終わった。

彼女の笑顔を残して。


いづみの思い出 end