勝ちを確信した瞬間、俺の中で張りつめていた糸が切れてしまった。



その糸は、決して戻ることはない。



ましてや、次のバッターは高校通算47HRの怪物。


今までは、なんとか踏ん張っていたが、コントロールも失っている今の俺では、どうすることもできなかった。