次の日―――――― 「雄大~おはよぉ~」 またこいつらか。 いつも俺にくっついてくる。 何が楽しいんだか。 つーか んなべたべたすんなって。 「雄大!」 ふと聞こえた乃亜の声。 「どした?」 「如月さんと別れたんだって?} 「おう・・・ってなんで知ってんの?」 「いつも一緒に来てんのに今日は来てないし周りの子が聞いたら別れたって言って泣きながら走ってっちゃったよ。いいの?」 「ん。」 そう言って俺は席についた。 「雄大。」 乃亜とは違った声。 好きな人の声。 「ん?」