私の言葉に、皐月は"そっか"と頷き
「じゃあ彩音、ついてきて」
と言った。
「あ、うん」
…どっか移動するんだ
皐月から席から立ち上がり、歩きだす
………一体どこに行くんだろう
………皐月は何で黙ってるの?
聞きたいことは沢山あるけど、私も黙ったまま皐月についていった
「彩音?」
「えっ?」
いきなり皐月が話し出してビックリする私
「みんな、彩音の味方だよ?支えになるからね?」
「……うん…ありがとう。けど私、やっぱり少しは不安になる」
………やっぱり怖いんだよ
真実を知るのは
「大丈夫だよ。彩音には、私もいるし優斗もいる。蓮だって翔太だって有沢昴だっているじゃん。それに………拓くんだっている。」
……え?今何て?
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