朝食はトーストとハムエッグ



「「「いただきます」」」



トーストにかじりつこうとしたとき、彩音が口を開いた




「今日は帰ってくるの遅いの?」



……ああ、どうだろう



「多分遅いかな…」


「そっかぁ」



俺の言葉に彩音が一瞬だけしゅんとしたのが分かった




「仕方ねぇな。彩音が俺に早く逢いたいみたいから、急いで帰るよ」




俺がニヤリと笑うと彩音はみるみるうちに顔を真っ赤にする



「ん?顔赤いけど?ママの様子おかしいな〜?」



わざと音々に話をふると、彩音はフンッと怒ってどっかに行ってしまった




……まぁこの流れはいつものことだ



その二人の様子を見て、隣で不思議そうにしてる音々





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