家に着いた涼は、仔猫をシャワーした。 タオルとドライヤーで乾かされた仔猫は、随分スッキリした顔をしてた。 「メシ、これでいいかな?」 涼はまさしく『ねこまんま』な鰹節の掛かったご飯を持ってきた。 仔猫は美味しそうにがっつく。 「お前、腹減ってたんだな。」 「ニャ~」 えぇヤツやん。 猫には。 「お前、名前何にする?」 「ニャー?」 「くるみ。」 「ニャーォ」 はぁ!? ほぉ!? お前もくるみのこと、好きなんや!