ゆっくりと瞼をあけると見慣れた天井が霞んでみえた。
どれくらい寝ていたのかな。
なんだか懐かしい夢を見ていた気がする。
思い出そうとしたけど体が異常に熱くてそんな考えはすぐに消えた。
熱い。とにかく体が熱かった。
体をおこすのもだるい。
とりあえず枕の横においておいた体温計をとって脇に挟む。
壁にかかっている時計を見てみると四時半だった。
あと三十分くらいで先生が来ちゃう。
はやく着替えないと……
そのとき、電子音がなった。
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