「山岸君……私いつのまに着替えたの?」 「えっ?」 山岸君の手の動きがとまった。 そして申し訳なさそうに私を見ている。 もしかして…… 「山岸君が着替えさせてくれたの?」 そう言った瞬間、ごめんという呟きが私の耳に入った。 私はそれを聞いたとき、顔が熱くなるのを感じた。 もちろん、熱とは違う意味で。