私は山岸君に少し言い返したくなったけど、看病もしてくれてお粥まで作ってくれた人にはさすがに言い返せない。
私は黙々とお粥を食べ続けた。
ベッドの上で食べるの嫌いなんだけどな。
相変わらず体はだるいし熱いし……しょうがないか。
「ごちそうさまでした」
美味しいお粥だったけど今の私にはおわんに一杯が限界だ。
「はーい。薬そこだから。あと熱も計っとけよ?」
サイドテーブルを見てみると薬の袋がおいてある。
私は最初にもってきていたミネラルウォーターで薬を飲むと体温計を手にとった。
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