ユメクイ蟻




『俺たちの事だよ』



「?!魔法使いの事?」




「あたしはただ、夢を
叶えるのが仕事だとしか・・・」




それまで若干怖い顔をしていた
ジェイさんは

ため息をついてうつむいた。






『そっか、何も知らないんだな』





そして腕を優しく放してくれた。










『ごめんね。急に』




「はい。でもどうしたんですか?」




『今は言えないんだ』





「そんな・・・」






『まぁ、いずれは話さなきゃ
いけないことがあるんだよ』





「気になります・・・」