「あ、ありがとうございます」



『うん、今の返事は
素直で良いですね』



顔が赤くなりそう・・・





『さてと、では美術館に行きましょう』


「美術館?どうやって?魔法で?」





『いえいえ、電車です』



「電車?魔法使いさんなのに??」




『いけませんか?
僕は電車しか使いませんが・・』














魔法使いって空飛んだりしないわけ?



「へ、へぇ。イメージと違うな」






赤くなりそうだった
自分の顔が引きつったのがわかった。




ケイさんは首を少しかしげて




『いきましょう』




と歩き出した。