そのケイさんが言うには、
今日は学校はお休みして、

ケイさんの
人生指導に付き合うことに
なっているらしい。



「人生指導?」



『ハイ、あなたの人生を見させていただくと
何事もあきらめているようですので』



「あきらめてる?」





『子供の頃、学校の先生になりたかったのでしょう?』


「べ、別に本気で思ってないです」


『・・・・またそんなことを言う。』






ケイさんはものすごく寂しそうな顔をした。


その後すぐにふふっと小さく笑った。