「陽向く~ん!亜紀ちゃん~!」

学校の校門の前で、
陽向の彼女が待ってた。

「おはよう~!」

やっぱりかわいい。
栗色のショートの髪型。
背も高くて…胸も大きくて。


「おはよ」

照れたのかちょっと小声になった陽向。
私にはそんなことしないのに…
なんて思ってると無償に悲しい。

「…おはよう」

私はちょっと目を逸らしながら言った。


「私たち何組だろうね?」

私はクラス替えにドキドキしてた。
だって今まで陽向と違うクラスになったことがない。

「あ、俺A組だ」

陽向はA組!私は急いで目線を
A組の表を見た。


……神様、仏様!
どうか私と陽向を同じクラスにしてください!