その後、皆各々の部屋へと切り上げるなか、リーフだけは一人、城の外へ出た。
ちょうど塔の辺りで立ち止まり、夜空を見上げる。
そこへ。
『何してるの?』
フィリアだった。
沈黙するリーフに苦笑して、静かに近寄る。
そして同じように空を見上げた。
『……驚いた?』
『え?』
突然の問いに、とっさに何の事なのかわからず、聞き返す。
それにもやっぱり苦笑して、フィリアはゆっくりと語り出した。
『――私が、人間じゃなかったこと。
何だか、気になって。
リーフやバルドを騙すような形になっちゃったし、尚更ね。
それに、契約とかいう変な事にまで巻き込んじゃって』
リーフは驚いて隣にいるフィリアを見た。
『気にする事ないよ。
誰も騙されたなんて感じてないし、契約の事も、むしろ面白そうだしね。
……僕からも、一つ聞いてもいい?』
フィリアもリーフを見た。
視線が、絡み合う。
『なぁに?』
『初代国王は…クレイはどんな人だった?』
その問いに、フィリアの表情がフッと緩んだ。
『そうね…
顔は、リーフに似てた。
リーフと同じ、陽の光の様な金の髪と、青い瞳。
でも、性格はあんまり似てない。
クレイは凄く頑固で、私がいくら反対しても、そうと決めたら絶対に譲らなかった。
――私との、最後の約束の時も。』
そう言って、寂しそうに微笑む。
『最後の約束って、子孫の中で気に入った奴がいたら契約しろっていう?』
『うん。』
ちょうど塔の辺りで立ち止まり、夜空を見上げる。
そこへ。
『何してるの?』
フィリアだった。
沈黙するリーフに苦笑して、静かに近寄る。
そして同じように空を見上げた。
『……驚いた?』
『え?』
突然の問いに、とっさに何の事なのかわからず、聞き返す。
それにもやっぱり苦笑して、フィリアはゆっくりと語り出した。
『――私が、人間じゃなかったこと。
何だか、気になって。
リーフやバルドを騙すような形になっちゃったし、尚更ね。
それに、契約とかいう変な事にまで巻き込んじゃって』
リーフは驚いて隣にいるフィリアを見た。
『気にする事ないよ。
誰も騙されたなんて感じてないし、契約の事も、むしろ面白そうだしね。
……僕からも、一つ聞いてもいい?』
フィリアもリーフを見た。
視線が、絡み合う。
『なぁに?』
『初代国王は…クレイはどんな人だった?』
その問いに、フィリアの表情がフッと緩んだ。
『そうね…
顔は、リーフに似てた。
リーフと同じ、陽の光の様な金の髪と、青い瞳。
でも、性格はあんまり似てない。
クレイは凄く頑固で、私がいくら反対しても、そうと決めたら絶対に譲らなかった。
――私との、最後の約束の時も。』
そう言って、寂しそうに微笑む。
『最後の約束って、子孫の中で気に入った奴がいたら契約しろっていう?』
『うん。』

