『……っ』
『フィリ!!
大丈夫!?』
リーフの声が聞こえる。
(…………重い)
そう思って目をあげると、自分の顔の真横に知らない少年の顔があった。
どうやら、この少年の下敷きになっているらしい。
(うーん。動けないわ……)
のんきにフィリアがそう思っていると、少年が目を覚ました。
目が合う。
『……』
『……?』
停止することおよそ5秒。
少年は凄い勢いで顔を朱に染めた。
耳まで真っ赤になった少年は、見ていられない程狼狽えて、
『………あの…』
とか、
『えっと……』
とか繰り返した。
『いいから早く退いたらどうだ?』
見かねたバルドから声が掛かると、ハッとして素早くフィリアの上からどき、
『すいません。
大丈夫ですか?』
と聞きながら、紳士然とフィリアに手を差し伸べた。
そんな女の子扱いを初めてされたフィリアは顔を赤らめてその手を取った。
『フィリ!!
大丈夫!?』
リーフの声が聞こえる。
(…………重い)
そう思って目をあげると、自分の顔の真横に知らない少年の顔があった。
どうやら、この少年の下敷きになっているらしい。
(うーん。動けないわ……)
のんきにフィリアがそう思っていると、少年が目を覚ました。
目が合う。
『……』
『……?』
停止することおよそ5秒。
少年は凄い勢いで顔を朱に染めた。
耳まで真っ赤になった少年は、見ていられない程狼狽えて、
『………あの…』
とか、
『えっと……』
とか繰り返した。
『いいから早く退いたらどうだ?』
見かねたバルドから声が掛かると、ハッとして素早くフィリアの上からどき、
『すいません。
大丈夫ですか?』
と聞きながら、紳士然とフィリアに手を差し伸べた。
そんな女の子扱いを初めてされたフィリアは顔を赤らめてその手を取った。