緑ノ刹那









『貴女が、母さんが言っていた緑王?』


始まりは、そんな言葉だった。




それから、契約を交わして。

国を創るため旅にでた。

仲間が出来て、貴方には恋人が出来た。


私は、ずっと、貴方のそばにいた――――



この、狂おしく愛おしい時間が、何時までも続くと………無理だと知りながら、ずっとずっと、願ってた。