次の日から、リーフ達は政務に追われた。

その間、フィリア達"魔王"は地震の原因を探るため、それぞれ国中を調べまわった。


しかし、三人の力でも地震の原因は全く不明のまま、一週間が過ぎた。




『駄目だな、全然わからない』


今リーフ、バルド、フィリア、レイ、サヤの5人はリーフの執務室に集まり、大きな机の上に地図を広げて話合っていた。


『さすがに、こんなに調べて何も分からないなんておかしいわ。
何か、私達を邪魔する"力"が働いてるんじゃないかしら』


フィリアの意見に、他の魔王2人は表情を険しくし、リーフとバルドは驚いた顔をした。


『お前たちを邪魔する事などできるのか?』


バルドが尋ねると、フィリアは小さくく、だがハッキリと頷いた。

『可能よ』