むかしむかし、あるところに。
ひとりの女神がいました。
彼女はいつも美しい森の中、動物たちに囲まれて、平和に暮らしていました。


ある時、森に一人の青年が迷い込みました。

二人は一目で恋に落ちました。



青年は言います。
『あなたが好きです。私と一緒に来て下さい。』

彼は国の王でした。


女神はその言葉に頷き、二人は手をとりあって森を出て、城へ行きました。