おさななじみ






私の学校は、家から歩いて20分位。





歩いて近いこと、学校が女子高なことでここの高校に決めた。





「おはよう、海美」




「里子、おはよう。」





私の学校の友達の里子。





私とは正反対で、里子は男の子大好きで女子高に来たのは、単純に行く所がなかったから。





正反対だけど、すごい優しい子だし一緒にいて楽しい。





「聞いてよ、海美。昨日合コンしたんだけどね、すごいカッコいい人と出会ったの。」




「へぇー、よかったね。付き合うの?」




「うーん、でも相性あうかな。でも、あそこまでカッコいいのは初めてだし。」





里子はいつも、出会ったって言ってるけど付き合うのは真剣みたい。





1回騙されて、泣いた経験があるから慎重に恋愛したいんだって。




そんな経験があるのに、まだ男の子が好きになれるのはすごいと思う。





そう里子に伝えたら



《恋愛で学んだことを恋愛で実行しないでどうすんの?》



って、はっきり言われてしまった。





私は、恋愛した経験がないから学んだ経験もないし…実行もできない。





したい、って思うけどね。