『もしもしハルト!?俺明日から修学旅行だぜっ!』



俺はテンション高くハルトに電話した。



『言われなくても知ってるっつーの。ていうか俺もだよ…』



ハルトは呆れたように言った。



『あのさぁ平井、出発前からそんなテンションで大丈夫かよ?』



『平気に決まってるだろ!?なぁハルト、お土産何がいい?』



『…もみじまんじゅう?広島とか山口なんて言われても他に思いつかねぇし。』



『分かった!もみじまんじゅう1個な!あー、じゃあさっ、俺は…あれとあれと…あ、あれも欲しい!』



『…平井…』



『え?』



『…切っていいか?電話。』



『…っあ゛―!!だめだめちょっと待ったぁ!まだ本題がっっ!!』



『…んだよまだあるのかよ…何?』



『あのさ、ちょっと相談なんだけど…。』