1時間ばかり探してようやく、心を見つけた。 街を一望できる、小高い丘の上のベンチに、頬杖をついて座っていた。 「おぅ」 僕がきたのを見つけて、声をかける心。 なんだよ。 お前までそんな顔して。 一瞬、泣いていた楓の姿とだぶり、僕は気が引けてしまいそうだった。 でも。 もうダメなんだ。 ここで確かめなければ… 僕は。