郁の背中を見ていたら、抱きしめずにはいられなかった。 心と楓の姿を。 あたし達は偶然見てしまって。 楓にハッパをかけたのはあたしだから、遅かれ早かれこういう風になることはわかっていたけど。 まさか目の前でそれを見てしまうとは。 足をとめて2人を見つめる郁が、数カ月前の自分みたいで痛たまれなくなった。