スースー カーテンを通した先から静かな寝息があたしの耳まで届いて来た。 …ちょっとくらい、いいよ…ね? スッとカーテンから音を忍ばせながら中を覗く。 あ…。 「結城…くんッ…」 ベッドの上に横たわる結城(ユウキ)くん。 足元の布団の上に足を乗せ、ネクタイが緩めてあるYシャツからは色っぽく肌が見えてる。