惚れ薬

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遡ること1年半。

お正月気分も冷めやらぬ、1月5日。

彼女に振られ、公園で泣きながらブランコに揺られていた。

すると、どこからともなく酔っ払いが現れた。

「どした?受験でも失敗したぁ〜?」

隣に座って、ブランコを漕ぎだす酔っ払い。

「いや、彼女に振られて」

話しているうちに、なんだか、スッキリしていた。