グリーングリーン

無意識に笑顔。

我に返ったら。

急に泣きたくなる。

幸せのあとはいつだって不幸なのだ。

「わかば?」

みっちゃんが私の顔を覗き込んでる。

私、今どんな顔してた?

それを見て、どう思った?

「そんな近くで見ないでよ。恥ずかしいよ、みっちゃん」

俯いて視線を外す。

「かわいい」

少し。

いらついた。

「わかばが何も考えてないとき、すごいかわいい」

「いつもは?」

「苛々し過ぎてて悲しくなる」

苛々?

してた覚えないんだけど。

「わかばが笑ってくれるならなんでもするよ。本当になんだってする」

どうしてそういうこと言っちゃうかな。

笑えなくなるよ。

そういうの嫌いってわかんないかな。

私、みっちゃんとはどんな関係にもなりたくないよ。

変わりたくないよ。

変わらなくちゃいけない?

どうして?なんで?

今のままが一番いいってわかんないかな。

みっちゃんはそこまでばかだったんだね。

「みっちゃんのばか。大嫌い」

みっちゃんは困り顔で無理に笑ってる。なんだか海も太陽も空も雲も、みっちゃんのように笑ってる気がする。もしかしたら私は世界中に笑われてるのかもしれない。お前の方がばかだよって。考えれば考えるほどに無駄なんだよって。