気を取り直して、私は真っ直ぐすぎる水平線を見つめた。
あぁ、だめ。
今、みっちゃんが私にとってどういう存在なのか考えようとしちゃった。みっちゃんに存在意義なんか求めちゃだめ。逆にみっちゃんにとっての私の存在意義も考えちゃだめ。
私とみっちゃんは、みっちゃんの私に対する、何となくな片思いという関係だけでいなければいけない。
「みっちゃん、あのね」
「うん」
しゃくしゃくしゃく、とみっちゃんの口からがりがりくんがかみ砕かれる音が漏れる。
「みっちゃんって女の子と付き合ったことあるの」
「え?」
その瞬間、私とみっちゃんは顔を見合わせた。なんとも居心地の悪そうな顔をしている。だから逆に私は微笑んだ。
「あるけど」
「嘘つかないでよ!」
「ちょっとひどいわ、それは。俺だって女の子のひとりやふたり付き合ってるから」
私は言われて、みっちゃんと出会って初めて、容姿をまじまじと観察した。
しゅっとした輪郭にキリリとした目。すっきり通った鼻筋。髪型はなんだか無駄にこだわってそうな意味ありげなちょっと長めのアシンメトリー。
あぁ、だめ。
今、みっちゃんが私にとってどういう存在なのか考えようとしちゃった。みっちゃんに存在意義なんか求めちゃだめ。逆にみっちゃんにとっての私の存在意義も考えちゃだめ。
私とみっちゃんは、みっちゃんの私に対する、何となくな片思いという関係だけでいなければいけない。
「みっちゃん、あのね」
「うん」
しゃくしゃくしゃく、とみっちゃんの口からがりがりくんがかみ砕かれる音が漏れる。
「みっちゃんって女の子と付き合ったことあるの」
「え?」
その瞬間、私とみっちゃんは顔を見合わせた。なんとも居心地の悪そうな顔をしている。だから逆に私は微笑んだ。
「あるけど」
「嘘つかないでよ!」
「ちょっとひどいわ、それは。俺だって女の子のひとりやふたり付き合ってるから」
私は言われて、みっちゃんと出会って初めて、容姿をまじまじと観察した。
しゅっとした輪郭にキリリとした目。すっきり通った鼻筋。髪型はなんだか無駄にこだわってそうな意味ありげなちょっと長めのアシンメトリー。

