グリーングリーン

あ、そういえば。

「私の姉ちゃんと同い年だよ、お兄さん」

お兄さんはやっとイヤホンを耳から抜いて、ポケットの中のiPodごとリュックにしまった。

「かわいいの?わかばちゃんのお姉様は」

やけにニヤニヤしている。

「うん。多分…」

私の頭の中に急に沸いて現れたのは、凛とした無表情のよつばと、わざとらしい笑顔を顔に張り付けたみつば。

「多分ってか、かなり美人だよ。わかばのお姉さん。二人とも」

「マジ!?」

みっちゃんが、余計なことを言うからお兄さんが鼻息を荒くしている。

「マジっすよ。一番上のお姉さんはモデルやってたらしいっすからね」

「えー!すごくない?それって」

お兄さんが紹介してくれとかなんとか言ってるけど、私はわざとらしく無視した。

私とよつばとみつばとふたば。

なんで似てないの?

残酷なくらい。

お兄さんはよつばなら好きになるのかな。

よつばなら…