グリーングリーン

「ニャンニャンって何?」

「いやーだからこう、男が女に入れたりする…あの行為」

「それを…ニャンニャンって言うの?」

私も真似してニャンニャンポーズをしてみる。

「そうそう」

「あ、わかば。海にきた」

みっちゃんの視線の先を辿ると、キラキラした水面が電車の窓いっぱいに広がっていた。

やっぱり水平線は変わらず真っすぐだ。

「久々に海に来たなぁ」

「キレイだね、無駄がないね、みっちゃん」

「うわーまたアイス食べたくなってきたし」

少しの間、三人は窓の風景にみとれて思い思いの感傷に浸る。浸るだけ浸ればまた向き直る。

「お兄さん」

海を見た後じゃ、何故か真っすぐお兄さんを見ることができた。

「ん?」

「今何歳?」

「今年で25だね、確か」

私と10歳違うんだね、お兄さん。