夜。
漸く止んだ雨。
うっすらと見える月の光に、露が輝く。
少し冷たい風がそっと通り過ぎた。
「ススキさん」
望月は林の中で静かに声を発した。
カサリと草をかき分ける音。
それに合わせて茶色の髪が覗いた。
「…まだ、顔色悪いよ」
「平気」
「でも」
微笑む望月はまだ青白い。
手を取れば、氷のようだった。
そっと、取られた手を離す。
「心配、する必要ないんだよ」
にっこりと望月は笑顔を作った。
拒絶。
初めて、そう感じた。
心の中に浮かぶ焦燥感。
望月を突き放したとき、彼女同じように感じたのだろうか。
ススキは行き場をなくした手を静かに下ろした。
漸く止んだ雨。
うっすらと見える月の光に、露が輝く。
少し冷たい風がそっと通り過ぎた。
「ススキさん」
望月は林の中で静かに声を発した。
カサリと草をかき分ける音。
それに合わせて茶色の髪が覗いた。
「…まだ、顔色悪いよ」
「平気」
「でも」
微笑む望月はまだ青白い。
手を取れば、氷のようだった。
そっと、取られた手を離す。
「心配、する必要ないんだよ」
にっこりと望月は笑顔を作った。
拒絶。
初めて、そう感じた。
心の中に浮かぶ焦燥感。
望月を突き放したとき、彼女同じように感じたのだろうか。
ススキは行き場をなくした手を静かに下ろした。


