「あ!そだ!!あたしも久保ん所に見舞いに行くよ!!

だったらいいでしょ?ねぇ??」

(は…??え?!ちょっと!!それは駄目だってー!!)

俺は心の中でめちゃくちゃ否定しまくった。

(政史だけに会うんならこいつ連れて行ってもいいケド、

俺、玲ちゃんにも会いに行くし!!

愛しの玲ちゃんには俺1人で会いたい~!!

は!!愛し…!?)

「ちょ、ちょっと椿…。何?なんかあたしやばい事言った…??

ゴメン!あたしが悪かったら!!また一緒にデートしようねー!!」

俺は1人パニックになっている時周りからみたらひどい状態だったみたいだ。

まぁ、そのおかげ?で梨花は俺と一緒に行く事はあきらめてくれたみたいだから

良かったが…。

「…愛しい…ってなんだっけ??」

俺はまた考え出した。

(俺の中で愛しいは「恋」って事になるが……

えッ!!恋!??!あんな小さな子にか!??!

いやいや!!そんなワケないじゃないかッ!!)

俺は玲ちゃんの病院に向かう途中ずっとこんな事ばかり考えていた…。