ー…。

「えーっと、ここが政史の入院中の病院か…。」

現在俺は政史の入院先、L病院の前に来ている。

(政史の部屋どこか分かんねぇや。)

今更ながら政史の部屋番号を聞くのを忘れていた事に気づき、病院の受付で部屋番号を聞くことにした。


コツコツコツ…。

「123号室、123号室…と。あ、ここか。」

入口に123号と書いていた。

どうやらここが政史の入院部屋らしい。

久々に親友に会うため、心なしかワクワクしている。

(クククッ、思いっきりドア開けて脅かしてやろうかなぁ~!)

俺は頭の中で思い浮かんだ事を実行することにした。

扉に手をかけ、思いっきり空けた

「まっさしー!!」

でかい声を出し部屋の中へズカズカ入って行った。

しかし、驚くのは部屋の主ではなく…、俺だったのだ…。