第一希望だった高校に進学する事になった。その学校は有名で1番2番を争うほどの頭の良い学校だった。だからと言って自分が頭が良いということではまったくない。なんで入れたんだろう?よくわからない。だが、まぁ親は喜んでいるしまぁよしとしよう。

駅から学校に着くまでのみちのり、周りからの目線には耐え難いものがある。嫉妬やら羨ましさからの目線だろう。「困ったものだ。」そんなことを考えながら歩いていると学校につく。そして2時間かけて通ってきてるやつもいる。そうまでして行きたい学校なんだろうかまぁ不思議ではないが、さすがに2時間って結構きついはずなんだが。そいつは元気だ。逆に羨ましい限りだ。
「やぁ!」
「おう。」
「宿題やったか?」
「あー・・やってない・・」
「だと思ったよ。まったく宿題くらいやれっての!」
しかし2時間もかけて通っているのにおれより頭良い。なんとも心痛む話だ。こいつの名前は太田淳樹。入学式からまだ2日しかたっていないのに、かなり話しかけてくる。誰もしらないどうしだからどうこういわないけどな。というわけでこいつは俺の親友第一号になったというわけだ。そして、教室に向かうとそこには中学時代から一緒で、頭良く可愛い飯田みなみと中島奈々美。昔から仲良しな男女だったら楽しい学校生活が送れそうだ。