「今日、19時からだっけ?」

歩きながら私はユミに聞いた。

「そうだよ。いつもと同じ。」

歩みを止めることなく、当たり前の様にユミが答えると同時に私の携帯が鳴り響いた。

「はいよ~」

元気に出た電話の相手は、今から会う事になっているミユキ。

もう約束の19時になったのだろう。

いつもの様にミユキは電話をしてきた。

「ゴメン~もうすぐ着くから、始めてて。」

私とユミは待つのが嫌で、いつも遅れて行く。

そんな私たちにいつもミユキは電話をしてくるのだ。


店に着くとやっぱり私たち二人以外はもうすでに来ていて、私たちを見ると次々に声をかけてきた。

「ほら、こっち来いよ。」

グッチョンに呼ばれ、その隣へと腰を下ろす。

メンバーはいつもと同じ。

小学校からの友だちで、男が3人、女も3人だった。