「…ナギ、ナミ、あの子は、長女である私にはこの国の姫としての紋章はあるけど
次期お妃の印の紋章は…無いからすごく気にしてるの。

だからあの子にはもう“次期お妃”とか言わないであげて。
今はそっとしといてあげたいの。」

「「はい」」

「ありがとう」

マリア…あなたも辛いわよね、
普通ならまだ友達と外で遊んでいてもいい年なのに…。

次期お妃というだけで王宮から出してもらえなくて…。

あなたの運命はとても大変みたいね………。