「俺といい事しない?」


は?


いい事って…なにですか?



「いやです。」


何にしても、今はそんな気持ちではない。


一人にさせてよ…。



「じゃあ、無理やりつれてくか。」


「へ?」


その直後だった、力強い力で引っ張られた。



「キャッ!」



「ラブホでもいこうか?」



ヤダ…。この人お酒くさい。


叫びたくても、口を手で塞がれて叫べなかった。







たすけて…。







「なにしてんの?」



「?!」


声が聞こえてきたのにこんなに動揺しているということは、こういうこてたは計算になかったのだろう。


でも、このさいだれでめいいから助けてほしい。


…一人で泣きたいから。



「無理やりはきにいらねぇな。」


男の後ろにいるらしき男がいうと、男が悲鳴をあげた。