「では、こちらにきたまえ。」



ピンクの派手なじいさんは、てこてこと歩き出した。



…これが若い女の子なら、可愛いのに…。



ラブホに普通に入っていくじいさんを、私は顔を手で隠しながらついていった。




「キレー。」


ちいさく漏れた声。

中はすごくキレーで、まるでお城のようだ。



「じゃろ?」


得意げに笑うじいさんの顔に、見覚えがあった。



あれ…?どこかでみたような…?



まぁ、気のせいだろう。そう事故解決し、私はじいさんに案内された部屋へ入っていった。





「安心しなされ。ここはバイトの子ようだ。昨日、バイトが一人やめたのだよ。」



案内されは部屋は、お姫様がすんでいそうなピンクで統一された可愛い部屋だった。