「お母さん!!おはよっ!」


「あらあら。おはよう。似合ってるじゃない。」

「えへへ。」



只今照れくさく笑っている私、栗沢奈美は、今日、晴れて高校生になります!





「あっ。姉貴。可愛いじゃん。制服だけ。」


「なによっ!?それって、私は可愛くないって訳っ?」


「そぅそ〜。」


「っもう?!」


これが日常。

私の家族は、母・美幸と、父・海斗と弟・陸と兄・悠の5人家族だ。

私は、家族が大好き。こうやって口げんかをしても、いつでも笑いあっていられる。





「あっ。おはよ。やっぱ、制服は可愛な。」


「あっ。兄ちゃんも思った?俺もさ、制服は可愛いとおもう。」



「なっ?!だから、私が可愛くないとでもいうのっ?!」





私が今日からいく学園、桜山学園は、すごくレベルが高いから、すっごく頑張った。


そして頑張った末、合格したんだ。

あの時の喜びは、いまでも忘れないだろう。



「いってきまーす!!」



私は元気よく家を飛び出した。



これから何がおこるかもしらずに…。