【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~

優姫はさっさと自分の荷物をまとめ玄関に向かって走っていた。




そして最後にこういった。




「大介なんて大嫌い!!!!!!」





そういって家をでた。





オレは部屋に転がっている優姫のヘアゴムだけが転がっていた。




そして気がついた。




「そうか。オレは…優姫のことが好きだったのか…」





オレは後悔した。





なんであの時押し倒してしまったのだろう。





その事だけが頭の中をよぎっていた。





その日から優姫と連絡はつかなくなった。





オレは優姫の家も何も知らなかった。




拓海に聞いても「教えられない」「優姫は会いたがっていない」としか言わなかった





「オレって…優姫の何を知ってたんだろうなァ」




気がつけば涙がでていた。





そしてその苛立ちは…ケンカにぶつけるしかなかった。