「今までお世話になりました。」
あたしはそういいお辞儀をした
そう。
私はこの家を出て行くのだ。
「いいのよ。気にしないで」
お母さんはそういい手を振った
あたしはドアノブに手をかけた
「愛ちゃん」
あたしはそう呼び止められた
振り返るとお母さんは1冊のノートをあたしに差し出した
それはあたしが事故に会った日に買ったノートだった
「これは?」
「開いてみて」
あたしは言われるがままノートを開いた。
そこにはアップルパイの作り方がのっていた
パラパラめくると色々な料理のレシピが書かれていた
あたしはすぐに気が付いた。
これを誰が作ったのか。
「コレを作ったのは…拓海ですよね?」


