あたしはそっと病室をでた
3つのMDをポケットに入れて、心愛を抱いて。
3人は病室の前のイスに腰掛けていた
「先輩…大丈夫ですか?」
あたしが病室を出たのを確認すると桜はあたしの所に駆け寄ってきた
「うん。大丈夫だよ!お母さん!あたしこれからバリバリ働きますから!」
あたしはそう言いながらお母さんに心愛を抱かせた
「目元が拓海そっくりねぇ…」
「そうでしょう!」
「あ、そうだ。愛ちゃん拓海の亡くなった時間…だけど…聞く?」
「はい。教えてください」
あたしはゆっくり目を閉じた
「分かったわ。2時57分よ」
「え…?本当ですか」
あたしは耳を疑った
だって…
心愛の産まれた時刻の1分後…
「そっか…そういう事か…」
あの時心愛を救ってくれたのは…
拓海だったんだね。


