【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~


あたしはそっと拓海の頬に触れた



拓海の頬は冷たくて、自然と涙が溢れてきた



「拓海…」



「…」



やっぱり返事はない。



「拓海、拓海、拓海…」



「…」



ただただ時間だけが過ぎていく



ねぇ…



「寂しいよ。拓海…」



ブワッ



あたしのことばと同時に風邪が吹いた



「窓開けっ放しにしてたんだっけ…」



あたしは心愛が風邪をひいたらいけないと思い、窓を閉めに行った



「ん?」



窓を閉めに行ったら窓の近くの棚の上に箱が一つ置いてあった



真っ白な少し大きめの箱だ。




あたしはその箱のふたを開けた