ガラッ
拓海の病室の扉を開けると3人はいた
「おっ!心愛か!!」
「キャー可愛いですっ!!」
「あら!愛らしい♪」
3人は心愛のところへと駆け寄った
「すいません。拓海と2人…3人にして欲しいんですけど」
「分かったわ。行きましょう。ドアの外で待ってるわね」
そういってお母さんが大ちゃんと桜をつれて病室を出た
あたしは3人が出て行ったのと同時に拓海に駆け寄った
「拓海…」
拓海の顔は眠っているようにしか見えなくて、それがあたしを悲しくさせた
あたしの目からは涙がこぼれ、心愛の顔に涙が落ちた
「あっ!ゴメンね」
あたしは心愛についた涙を優しくハンカチでふいた
「拓海。あたしと拓海の子供だよ。心愛だよ」
「…」
話しかけても返事がない。
当たり前か…
あたしは拓海の頬と心愛の頬をくっつけた
「心愛ーパパですよー」
あたしは心愛に話しかけた
これが最初で最後のお父さんとの対面。


