【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~


それからはあっという間の日だった



あと1ヶ月で拓海がいなくなるという不安と、



赤ちゃんが生まれるという不安が重なり合い不安定な日々だった



それでも拓海はとても元気で、病気を感じさせない笑顔で日々を過ごしていた



でもあたしの前では泣いてくれる日もあった



「ツライ」



「死にたくない」



「側にいたい」



「子供を抱きたい」



そうつぶやいていた



あたしはその度空に願っていた



どうか、子供を抱かせてあげてください。



毎日毎日願い続けた



そしてあたしは出産3日前になった



あと3日で赤ちゃんが…



心愛が生まれる。



あたしと拓海の宝物。



そしてその命と引き換えに拓海がいなくなる。



あたしは不安で



不安で不安で不安で不安で仕方なかった